探偵はBARにいる3を観て

 

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札幌行きたいなあ・・・ 

 就職してからというもの新しい土地に泊まりがけで行くなんてことを全くしていない。旅行という意味では、お盆に大学の先輩やら同級生に会いに行っただけだ。3月まで住んだり通っていたりしていたところだから新鮮味は無い。

実は前作前々作は観てない

 以前の記事で、大泉洋を含めたオフィスキューのファンであると言ったが、実はこの作品の1、2は観ていない。恥ずかしい話だが、一時期オフィスキュー所属のタレントが全国系のドラマや映画に出演する作品を観ない時期があった。正確に言うと観ていられない時期があった。なぜかというと「大丈夫かな、ちゃんとできているのかな?」と不安になってしまっていたからだ。「おまえは親か笑」と笑われてしまっても仕方ないのだが、北海道で出演しているバラエティ番組を観ていると、映画やドラマに不安を感じてしまうくらいバラエティが面白かったのだ。そんなに面白い人たちが「真剣なシーンをきちんと演技できているのだろうか」と勝手に不安になってしまっていた。自分もそんなことを思えるほどに思考的余裕がある時期だったんだなあと今になって思う。僕も働き始め、そんな暇が故の心の余裕も無くなったことで、僕はようやくこのシリーズを観に映画館へ向かった。

「残念」はシゲの称号

 一言でいえば「ちょっと残念なハードボイルド」って感じの作品だった。「今更かよ」というお叱りは甘んじて受けます。そりゃそうだ。でもね、オフィスキューファンとしてはやっぱり残念はシゲさん(TEAM NACSの戸次重幸)の称号だよなあ。と個人的には思ってしまうが笑。でも、演技ではシリアスな役を演じているのはシゲさんの方が多いなあ。ちょっと分かんない人も出てくる方向に行ってしまったので話を映画に戻す。

 

脚本の古澤良太さんらしいちょいちょい笑える小ネタを仕込んでいるところが良い編集点になるような切り替えになり、小気味よくストーリーに絡み、進んでいく。ネタバレになるかもだが、最後の「快速で20分だべや!」っていうのは爆笑してしまった。

 

 小ネタで笑える部分あり、ストーリーで泣かせる場面もあり、感情を楽しむことができた作品だった。

 歓楽街に僕は似合わない

 あと、探偵が根城にしている札幌の歓楽街すすきのの風景が、いやに旅情を誘った。冬に休みが取れたら札幌に行ってみたいなと思いながら、映画館を出た。夜だったこともあり、北新地まで歩いてみた。梅田の歓楽街といえば北新地だと、田舎者の関西人な僕は思っている。

 でも、スーツを着ていてもみすぼらしく見えてしまうのに、普段着ならなおさらみすぼらしくなってしまう僕は、全くお金を持っていないと思われたのだろう。女の子が居るお店だけでなく、居酒屋の客引きにも声を掛けられなかった。僕はまだまだひよっ子で、北新地では飲ませてはもらえないようだ。「大手を振ってここで飲めるようになるのはいつ頃になるかなあ・・・」と感傷と札幌への旅情に浸りながら家に帰る為に大阪駅へと足を進めていった。

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