ユリゴコロを観て
良い話と悪い話がある、どっちから聞きたい?
どちらも同じくらいの程度であればどちらから聞きたいですか?僕は幸不幸をよく折れ線グラフで考える。少しでも幸せの方向に振れている時間が長いほうが良いという考えなので、同程度であれば良い話から聞くことにしている。
前フリのレベルって映画として非常に重要な要素だ。自分の中で感動の落差に種類があると思う。ひとつは、上げて更に上げる型。もうひとつは、下げて上げる型。
前者は、ダメな主人公に次々と幸せなことが訪れるようなタイプ。アキバ系のマンガに多いタイプだ。
後者は、主人公に不幸な事が起こり、落ち込んでしまうが、最後には幸せが訪れるような、映画や小説の基本形になるようなタイプ。
この作品も他と同様に後者のタイプなんだけれど、最初に下げ過ぎてビックリした。「これはサイコホラー作品なのか?だとしたら俺最後まで観られる自信が無い・・・」と不安になりながら席に座っていた。
原作読んでたら、まだ内容が分かっているから耐えられるだろうけど、読んでいない層だと耐えられない人絶対いると思った。
僕には厳しかった・・・
強い人間にはなれそうにない・・・