スクランブルを観て

 僕は車を持つのが早かった。免許を取って2週間後には自分の車があって、大学の下宿先に持って行ってた。

 

 車には興味があるが、やはり新しい車に目がいく。カーチェイスなんてえのは新しい車、レース用の車がやるもんだと思っていた。

 

 この作品は、値段がつけられないようなクラシックカーばかり出てくる。それも乱暴な運転で。観ていて「所有者怒ってこーへんのかいな?」と不安になった。俺が不安になった所でどうしようもないんだが…。ただ単に、カーチェイスの映画っていうわけでもなく、恋愛のストーリー展開もあり、最後には自分の予想を裏切られ、ちょっと声が出そうだった。

 

 「ちょっと乗ってみたいよね、昔のクルマも」ってクルキチの父に話したら「でも、リッター5キロとか3キロとかやぞ」と笑われ、僕自身も車好きながら燃費派だったのを思い出し、留めてくれた父に感謝した。

 

 見る分にはカネかからないわさぁねぇ