マンハントを観て

自分を信じるって僕にはとっても難しい

 

 時々自分が嫌になり、怖くなる。仕事が段取りよくできない。先輩が怖くて分からない事が聞けない。飲み会の日程調整すら出来ない。一見「社会人じゃなくても出来るだろ」てな事ができない自分がいる。

 

 そんな自分を「いったい俺は何ができるんだ…?」と分からなくなってしまい、自己嫌悪に陥り、手足が震えたり、嘔吐しそうになる(いや、してしまう)瞬間がある。

 

 こんな自分にプライドというか、自信というかそういうものは全くと言ってないと思っている。潜在的なものは分からないけど。

 

 僕はきちんとした人間にはなれなかったのだろう。社会不適合者というのがピッタリだ。

 

 こんなに自分に自信のない僕だ。自分に冤罪がかけられて、刑事に「お前がやったんだろ!!」ってドヤされたらひとたまりもない。すーぐ翻ってしまいそうだ。

 

 この作品を観て、「自分はやっていない」と信じて逃げ続ける気力というかそういうものって大抵の人は持っているのかなと思った。僕は持っているのか自信が無い。

 

 「俺が居る方が邪魔になりそうだから、辞めた方が会社にも自分の精神状態の為にも良いのかな」と帰りの電車の中で考えた。実家暮らしのおかげで少しばかり貯まった預金額を思い出しながら。

 

 僕はやっぱり精神的に弱く幼い男だ。